定年退職時の退職金について
定年退職で気になるのは、「退職金はいくらもらえるのか?」ではないでしょうか。
会社や学歴、勤続年数などでもらえる金額にバラつきのある退職金について、全国平均を調べてみました。

退職金って年々減っているって言われているから不安ね…
自分がもらえる退職金の目安にもなりますし、実際にもらったときには平均値に比べてどうだったのか、判断材料にもなるので確認しておきましょう。
定年退職の場合の退職金相場
会社の退職金規定によって定められている退職金。相場はいくらなのでしょうか。平成25年就労条件総合調査結果の概要(厚労省発表)で確認してみましょう。

ちょっと古いデータでごめんなさい
退職事由別の平均退職給付額(勤続20年以上かつ45歳以上)
単位:万円 | 高校卒 (現業職) |
高校卒 (管理・事務・技術職) |
大学卒 (管理・事務・技術職) |
---|---|---|---|
定年退職 | 1,128 | 1,673 | 1,941 |
会社都合退職 | 1,004 | 1,573 | 1,807 |
自己都合退職 | 784 | 1,159 | 1,586 |
学歴でそこそこの差が見受けられます。退職事由で「自己都合退職」の場合は大きく減額されていることがわかります。
定年退職の場合は軒並み1,000万円以上となっています。
退職金のトレンド
退職金がない会社も増えてきており、今後はさらに加速すると思われます。その代わりに月々の給料面を改善する傾向が見受けられます。
また、退職金の計算方法にも変化が見られます。それは「成果報酬型」や「ポイント制」の導入です。会社にどれだけ貢献したかで退職金の増減につながるという考え方になります。
自社の退職金については、就業規則などに記載されている退職金規定を確認することが手っ取り早いと思います。気になるようでしたら、見てみると良いでしょう。