国民年金の未納を納付済みにできる「後納制度」は今年で終了となります。過去5年分にさかのぼって納付ができる後納制度は、実は時限措置であり、特例なのです。
過去に未納があって、後納する予定だった人は急いだほうが良いと思われます。将来の年金受給額に影響するので、しっかりと納めておきたいですね。
「後納制度」について
「国民年金保険料を過去5年分まで納められる」
そんな後納制度も、平成30年9月で終了します。この制度はそもそも、平成27年10月からまでの3年間に限った時限措置となっていたため、ちょうど今年で終了となるのです。
時効で納めることができなかった国民年金保険料はこの後納制度を利用することで、年金額が増やせることや納付した期間が不足しており、年金を受給できなかった人が年金受給資格を得られる場合もあるため、重要な制度となります。
過去10年分の保険料を特例で納付できた?
実は後納制度は以前からあったのですが、それは過去10年分の保険料を特例で納付できるというものでした。その特例も時限措置があり、期間は2012年10月1日から2015年9月30日までの3年間です。
この時限措置を継続する形で特例を設けたのが、今回の過去5年分の保険料を特例で納付できるという、現行の特例です。
この流れでいけば次回も継続するのではと感じますが、それは発表されておりません。予想としては、前回の特例から見ると短縮傾向にあるので、むしろ今回で終了となることが高いと見ています。