「有料サイトの利用料をお支払いください」
このような不審なメールやSNSからの連絡は注意してください。こちらから連絡すると、専用の代金収納番号が伝えられ、コンビニで支払うことを要求されてしまいます。心当たりのない請求を促す連絡は無視することが賢明です。
架空請求詐欺は近年爆発的に増えており社会問題となっていますが、いまだ衰え知らずでどんどん被害者が増えています。このような詐欺に遭わないためにも、進化し続ける詐欺の手口を知っておくことが大切です。
これまでの手口
これまでの架空請求詐欺でよくあった手口は、「被害者にコンビニでプリペイド式電子マネーを買わせて、記載された番号を聞き出すことで犯人側がその電子マネーを奪う」といった内容でした。
この手口の特徴として、被害者に大量の電子マネーを購入させる必要があるため、被害者本人や店員などに不審に思われることが多かったです。
新たな手口
今回狙われているのはコンビニの収納代行サービス。ネット通販などの代金をコンビニで先払いする決済方法で専用の番号だけで支払いできることから、利便性が高くなりつつあります。
利便性の高さにつけこんで、新たな手口が横行しています。その手口をあらかじめ知っておくことで、詐欺から身を守りましょう。
- 詐欺の犯人は電子マネーのギフト券などをネット通販で注文して、事前に収納代行に必要な番号を入手しておく。
- その後、不特定多数に「有料サイト利用料が未納」などの虚偽のメールやSNSを送りつける。
- これに反応があった人に収納代行に使う番号を伝え、コンビニで支払わせる手口になっている。
この手口では犯人側のメリットが大きいのも特徴。コンビニ支払いの場合、一度に10万円以上の支払いもできることや収納代行なので信憑性が高く見せかけることもできることが挙げられるでしょう。
利便性も高いので、犯人側は扱いやすいことからも手口が急増する要因となっています。
対策として
身の覚えがない、「代金が未納」というような内容のものに対応をしないことやコンビニ払いという内容だった場合は詐欺の可能性を考えること。そして、少しでも不安を覚えたら家族や警察などに相談するなどで詐欺被害を防ぐことができると思います。

自分は詐欺に遭うことはないと思っている人ほど、詐欺に遭うと言われています。詐欺に遭うかもしれないと思っておき、しっかりとアンテナを張っておくことが大切だと思います。