高齢者の信号や横断歩道のない場所を横断することによる交通事故が多発しています。
高齢化社会をならではの事故に思えます。死亡事故になるケースも多く、無理な道路の横断は自殺行為に近いです。

横断歩道がない場所を渡るというのは、私には考えられません。
なぜこのような事故が多いのでしょうか。そして、いまのうちにやっておきたいことまで考えてみました。
車は止まってくれる?
日本の交通道路事情は世界でも安心な部類にあることでしょう。「車」対「人」での交通事故では、いくら人側に過失があっても、車側に大きな過失割合になることが多いです。このことからも車側は細心の注意を払っていることも大きな要因かと思います。
人が道路を横断中は黙って車は止まってくれる。そんなケースも多いことから、「横断しても大丈夫」と思う人も多そうです。
注意力が低下
高齢になると、視力や判断能力が低下してしまい、安易に危険な行動に出てしまうケースも考えられます。いつも渡っている道路なら、安心して渡ってしまうなんてことも考えられます。
判断能力や認知力は年々低下していくことも忘れてはならないです。急いで渡っているつもりでも、若い人の歩くスピードよりも遅いということもありえます。体力があって、急いで渡れればいいということではありませんが、とても危険な行為をしていることを忘れないようにしていきたいものです。
普段から横断歩道を使う
認知力が低下する前の今のうちに横断歩道を渡る癖を身につけておくといいでしょう。
信号のある横断歩道を渡ることが一番安全な方法です。時間がかかるかもしれませんが、遠回りしてでも横断歩道を渡ることを意識することで、年を取った時の死亡リスクを減らすことにつながると考えています。
やむを得ず、横断歩道がない場所を渡ることも生きていれば遭遇します。そのときは、時間をかけてでも車がまったくいない時まで待つことをしていきたいものです。できるなら、諦めて他の手段を考えるなども良いでしょう。

若い時の癖は、高齢になっても出てしまうことが多いです。このことを忘れずにいまのうちから、意識付けしていくと老後も安心だと思います。