「夫源病」とは、夫の言動が原因で妻がストレスになってしまい、たまったストレスで精神疾患などを患うことで日常生活に支障をきたす症状をいいます。正式な病名ではないものの、少しずつ聞くようになった言葉でもあります。
この夫源病は、特に夫の定年後に起こりやすい特徴を持ちます。夫が定年退職して、もし再雇用や再就職しないとしたら、ずっと家にいることが多くなってしまいます。昼食の準備をするだけではなく、一人の時間すらなくなってしまうこともあるでしょう。
もし、家のことを何もやってくれない人だったら、もうストレスは限界になっても無理はありません。
こうならないためにはどうしたら良いのでしょうか。ちょっと考えてみました。
昼食を作らない
いままでは昼食の献立を決めて作ることは少なかったと思います。自分ひとりだったら、残っているおかずを食べたり、友人とランチしたりすることが多かったはずです。
そこで、夫が家にいたとしても、無理して作らなくてもいいと思います。ここで頑張って作るようになると、それが当たり前になります。朝昼晩のメニューを考えるだけで、具合悪くなるかもしれません。
自分にストレスをかけないためにも、残っているおかずを食べるなど工夫してみるのが一番良いと思います。外食やインスタントなどで手抜きするのもいいでしょう。
自分の生活スタイルを大事にする
毎日1時間読書するとか、家事の合間に音楽を聴くなど、自分の生活スタイルってありますよね。これらを大事にするといいと思います。
夫が家にいたとしても、自分のやりたいことや自分のルーティンを貫くことで、ストレスが貯まりにくくなるでしょう。
いままで大切にしてきた友人なども大事にしていくとなお良いと思います。
自分のことは自分でやってもらう
定年後の夫が家にいると、「何時に帰ってくるんだ?」「おれの飯はどうなるんだ?」など言われることが多いといいます。
聞くだけで具合いが悪くなりそうですが、このような言葉を言わせない努力はしておきたいものです。
やれることとして、「私がいない間は自分のことは自分でやって欲しい」と伝えるといいでしょう。正直にしんどいと伝えてもいいでしょう。言わせる前に先手を打つことでトラブルを避ける狙いもあります。