2009年から10年以上使っていない口座の預金等(休眠預金等)は、民間公益活動に活用されることとなります。これは2018年に施行された「休眠預金等活用法」によるものです。

自分のお金が勝手に何かに使われてしまう?
そうならないためにも、休眠預金等活用法を知っておきましょう。
休眠預金を調べる方法
しばらく使っていない金融機関があれば、その金融機関に残高があるか確認してみましょう。
通帳やキャッシュカードがなくても休眠口座は引き出すことができますので、諦めずに問い合わせしてみることをオススメします。
どこの金融機関を過去に使っていたかを調べる方法は残念ながらありません。記憶をたどるか、過去の通帳などから探し当てる以外ないので、注意しましょう。
休眠預金は口座残高はなくなる?
まず、答えから先に言うと口座残高はなくなりません。
何年たっても自分が銀行に預けているお金はなくなることはないのですが、休眠口座になるとそのお金が預金保険機構に移されるというだけです。
休眠口座になったからといって焦る必要はないので、安心しましょう。
休眠預金はどのくらい発生している?
毎年のように休眠預金は発生しているようで、その金額は1,200億円と言われています。払い戻しも行われますが、それでも700億円は休眠したままだそうです。
想像を超えるほどに多い休眠預金だけに社会に活用しようと考えたようです。社会で活用されながらも、請求されれば払い戻される仕組みとなっているので、合理的なシステムだと感じます。
ちなみにこの制度は前例のないことであることから、社会実験でもあるそうです。