脂肪には3つの種類があるといいます。それは、「皮下脂肪」「内臓脂肪」「異所性脂肪」になります。皮下脂肪や内臓脂肪は聞いたことがあると人も多いと思いますが、異所性脂肪はなかなか聞く機会はありませんね。
実はこのあまり聞かない異所性脂肪は健康を害するといいます。異所性脂肪とは、本来脂肪がつかない臓器などにつく脂肪のことを指します。溜まりすぎることで臓器本来の働きが損なわれることから、健康を害するのです。
異所性脂肪がたまっている人はこんな人
- 体重が増えていないのに服がはいらなくなってきた
- 筋力が衰えたのにも関わらず、体重は減らない
- お酒を飲まないのに肝臓の数値が高い
- 脂質異常症である
- 高血圧である
- 糖尿病もしくは糖尿病予備軍である
- 脂っこいものが好き
- ほとんど運動をしない
異所性脂肪が溜まってしまう人は以上のようなケースがほとんどだといいます。もし、複数当てはまる人は異所性脂肪がたまりやすい傾向にあります。いまのうちに改善が必要でしょう。
異所性脂肪を減らす方法とは?
異所性脂肪を減らすには、以下の方法が有効だと言われています。できることから始めていきたいものですね。
食生活や日々の行動を把握する
異所性脂肪を増やさないためにも、体を自己管理しなければなりません。日々の生活をしっかり把握することで、原因を探ることができます。自覚だけあっても、行動できなければ意味がありません。大変ではありますが、記録を取り、あとで振り返ることが大切になります。
バランスの取れた食生活を送る
異所性脂肪はダイエットをするだけでは解消できません。食事の量を減らすだけで、体重は減るものですが、摂取する栄養素が偏っていては健康を害する可能性もあるのです。
実は食べる量よりも、栄養バランスのとれた食事を心がけるほうが得策なのです。毎日の食事をバランスの良い食事にするだけで、健康面に良いだけでなく、おのずと体重が減りやすい体質にもつながるでしょう。
いわしなどの青魚には、オメガ3脂肪酸が含まれているといいます。このオメガ3脂肪酸は脂肪肝を改善する効果があるため、積極的に摂取してみるのもいいでしょう。
運動を積極的に行う
脂肪を減らすには、運動は欠かせません。特に、体内の酸素を取り入れ、呼吸を整えて行う有酸素運動だとより効果的です。
誰でもできる運動として、ウォーキングがおすすめです。いつもより多く歩いてみたり、歩幅をいつもより広げてみるのもいいでしょう。