年金事務所と役所の国民年金課があり、紛らわしいと思ったことはありませんか?
この違いをわかる人は意外にも少ないです。実際に年金相談に行ってみると、良い答えがもらえないこともあります。それぞれの役割はどのようになっているのでしょうか。
年金事業の仕組み
年金事業は、厚生労働省から委託を受けた「日本年金機構」が行っています。社会保険庁が担っていた、保険料の徴収や年金の給付などの年金事業の運営全般を担当します。日本年金機構は年金事業運営全般を行うため、対人業務ももちろん行います。
年金事務所や年金相談センターが年金相談を行いますが、役所で行うのは届け出や申請の案内または国民年金の手続きに限ったものを行います。
年金事務所と役所の国民年金課で行えること
年金事務所で行えること
- 年金についての総合的な相談ができる
- あらゆる年金の手続きができる
- 納付や免除の相談ができる
役所の国民年金課で行えること
- 国民年金に関する相談のみ
- 国民年金に関する手続きができる
- 所得や収入の情報を確認する
厚生年金の相談はできないので、厚生年金の相談は年金事務所や年金相談センターに行いましょう。